「無料プレゼント」を貰ったら「有料商品」を買ってしまう理由

世の中は無料で溢れています。スーパーの試食、化粧品の試供品、ティッシュなど無料で貰えるものがたくさんあります。

本の試し読みや服の試着なども、無料で商品を試せるので、立派な無料プレゼントです。

貰っている立場に立っていれば、「そんなの当たり前」と思ってしまうような事ですが、売る側に立って考えた時「どうしてそんな損みたいな事するの？」と疑問に思いませんか？

実は、有料商品を買ってもらいやすくするためには、無料プレゼントを沢山配ることがとても効果的なのです。

今回は、世の中で一見「売る側が損してるだろう」と思ってしまいそうな事でも、本当は利益を得ている考え方についてお話します。

商品の成功体験をイメージは、人を奴隷化させる

よくビジネスをする上で「人はイメージの奴隷だ」という言葉が存在します。

人が商品を買うときになぜ躊躇するのかというと、その商品を使った先の「成功体験をイメージできない」からです。

イメージができなければ、それを買った事によって本当に成功するかわかりません。つまり買う事がリスクと感じてしまいます。

例えば、ウエストが１週間で7㎝も絞れるコルセットを見せられたとしましょう。確かにそんな短期間で驚きの効果が出るのはすごいです。

しかしこの情報が事実であれ嘘であれ、本人が身を持って成功体験できなければ買う側はリスクでしかないのです。

人はリスクをとても嫌います。失敗してもいいから挑戦したい！という向上心が高い人にターゲットを当てたビジネスは成功しません。

そうゆう人を探すことより、世の中に多く存在する「リスクを嫌う人」向けの商品を考える事の方が重要なのです。

そのために、まず成功体験をイメージできる「無料プレゼント」を渡せば、商品の肌触り、感覚、普段身につけたらどうなるか、といったイメージができます。