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知らないと怖い税金|そもそも税金ってなんなの?

フリーランスと税金

 

今日も初歩的ではありますが

税金の成り立ちと正体についてまとめていきます。 

 

 

成り立ちから見えてくる

税金の正体とは?

 

税金とは簡単に言うと、

『コミュニティを維持するためのお金』のことです。

 

まだ国というものが無かった頃、

自分の身は自分で守るしか方法がありませんでした。

 

食事はすべて自給自足、

強盗から身を守るために武装し、

火事が起きた場合は自分で火を消すという自己責任が基本の生活です。

 

 

しかし、最低限の生活を自分の力で営むことは なんとかできても、強盗や火事などの緊急事態に一人で対応することには限界がありました。

 

 

強盗の集団に襲われてしまっては一人では太刀打ちできないし、

大火事になって全てを失ってしまえば、 もう一人ではどうすることもできません。

 

 

そこで人々は、

 

 

自分たちが住むコミュニティを1つの単位として

 

『自分一人では対処しきれないようなことに対してはみんなで助け合おう』

 

と考え始めました。

 

 

例えば、強盗に対してはプロの警備団を、火事に対してはプロの消防団を用意しようということになりました。

 

 

このような集団での危機対策には当然費用がかかります。

 

そのための出費は、

 

「みんなの利益を守るためのものですからみんなですこしずつ負担しましょう」

 

という話になります。

 

 

そうしてできたのが税金なのです。

 

 

 

 

 

つまり税金とは、

『生活の質を向上させる』ためにあるものです。

 

そう考えると、

先ほどの警備団や消防団

安全な生活の質を上げるために作られたものになりますね。

 

 

みんなのコミュニティを良くするために使うものですから、当然その使い道は

みんなで話し合って決めるのが自然です。

 

 

しかし、小さなコミュニティならそれでいいかもしれませんが、

国のようにとても大きなコミュニティでたくさんの人がいる場合は、いちいちみんなで集まって話し合いをすることはできません。

 

 

そこで、集めた税金の使い道を、コミュニティの代表者が集まって

話し合いをして決めるようになりました。

 

 

 

その役割をするのが政治家』です。

 

つまり、政治家とは

 

『住民たちの納めた税金の使い道を決める人』であるのです。

 

住民から選ばれた政治家たちは、

 

『何にお金を使うか』そして

『そのお金をどうやって、どのくらい集めようか』ということを考えます。

 

こうした税の集め方や使い方によって、 コミュニティの形が決まっていくのです。

 

 

 

 

税金で国の形が変わる!

税金が私たちの生活に与える影響とは?

 

 

税金の集め方や使い方によって

コミュニティの形が決まると説明しましたが、具体的にはどのような形があるのでしょう?

 

それは大きく大きな政府『小さな政府』の二つに分けることができます。

 

大きな政府と小さな政府の違いは、

みんなで集めたお金で働いてくれる人たちが、そのコミュニティに対してどれだけの力を

行使できるかの違いです。

 

 

簡単に言い換えれば、

 

『プロの消防団をたくさん雇うのか』

 

『それともプロを雇うのは最小限にしておいて、基本的に自分たちで自分を守る形にするのか』

 

の違いです。

 

 

 

 

前者が「大きな政府」と呼ばれ、

後者が「小さな政府」と呼ばれる形です。

これはどちらが正しいというものではありません。そのコミュニティに属する人たちの

趣向や生活状況によって選ぶ方向が変わってくるのです。

 

 

 

 

税金を払う時に知っておくべき

「2つの納め方」とは?

 

 

税の集め方についてのお話が終わったので、最後に税金の納め方について説明します。

 

 

税には大きく分けて二種類あります。

『直接税』『間接税』です。

 

 

これらの区別は、税金の納め方によって分けられます。

 

 

直接税とは、『税金を納める人』と『税金を負担する人』が同じ税のことをいいます。

 

例えば、所得税法人税などが当てはまります。

 

これらは、収入のあった人が直接税務署に納めます。

 

 

それに対して、間接税は、税金を負担する人が税金を納めるわけではありません。

 

つまり、『税金を負担する人』と『税金を納める人』が違うのです。

 

 

間接税の最も身近な例は『消費税』ですね。

 

 

商品の価格に上乗せされた消費税を

実際に払っているのは私たち消費者ですが、

それを預かって税務署に納めるのはお店がやります。

 

 

ここでは、

『税を負担する人=お客』

『税を納める人=お店』となっていて、負担者と納税者が違いますね。

 

これが間接税の仕組みです。

 

 

これで、税金の簡単な仕組みを 理解していただけたと思います。

 

自分が納めている税金が

どのような仕組みになっているのか

ぜひもう一度チェックしてみてください。