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お金の真実|独立する前に知らないと損をするお金の知識|お金とは?

 

お金の真実 

ノアパブリッシメントです、

 

フリーランスになるならば嫌でも

扱うモノがお金です。

 

しかし、このお金についてあまりにも

無知な人が多く、そのせいで失敗してしまう人も

とても多くいます。

 

なので、今日はそんなお金について

基礎的な知識をお伝えします。

 

 

突然ですが、ニュースや新聞で

「日本は借金大国です。」という言葉を聞きますよね。

 

この『借金大国』という言葉を聞いて、あなたはどんなことを考えますか?

 

「そんなこといっても、まだまだ大丈夫でしょ!」

 

「えっ!国が借金しすぎたら、

いつか破産しちゃうんじゃないの!? このまま日本に住んでいたら危ない!」

 

 

感想は人それぞれ違うでしょう。

 

 

「別にフツーに生活できてるし、どうでもいいかなぁ…」

 という風に、いまいちピンと来ていない人も多いかもしれません。

 

では、

 

「まもなく、日本の借金の額は

1000兆円に達しようとしています」

 

と聞いたら…

 

 

少しはイメージが変わるのではないでしょうか?

 

 

 

ちなみに、日本の GDP は約500兆円です。

 

GDP=国が生み出せる商品の価値」ですので、

日本は国が生み出せる価値の2倍もの借金をしているのです。

 

 

 

この数字を見れば、

日本がどれだけ危機的状況にあるか

ということがお分かりになるでしょう。

 

 

さらに、日本ではバブルが崩壊してからずっと不況が続いてきました。

 

その結果企業の元気がなくなり、私たち消費者の消費活動も

冷え込んでいる傾向にあります。

 

 

政府としては借金を返済するために

お金が必要ですから増税をしたいのですが、そんなことをされては私たちの生活は

今よりももっと苦しくなってしまいます。

 

国は増税のほかにも景気を回復させる手段を

あれこれ話し合って実行しようとしていますが、なかなかうまくいっていないようです。

 

 

今の日本の家計は、火の車なのです。

 

 

このような経済状況の中で、私たちは自分たちの生活を

どのように守っていけば良いのでしょうか?

 

のんびり暮らしていたら、日本の経済とともに

あなたの生活はどんどん苦しくなってしまいます。

 

 

今の時代を生き抜くために、日本の経済はどうなっていて、それにはどのような問題があって、私たちはそのような

 

 

状況の中で生き抜くにはどうすればいいのかを考えていかなければいけないのです。

 

 

この記事では、お金の歴史からはじまり銀行や投資、保険、税金など

 

『お金にまつわるこれだけは知っておきたい情報』を整理してあなたにお届けします。

 

これからの時代を生きていくために、

最低限知っておかなければならない情報です。

 

 

どうか、この記事を身の回りのさまざまなお金の流れについての

考え方を整理するのに役立ててください。

 

  

歴史を振り返ることで見えてくる

『お金の正体』とは

 

『お金の正体』とは?

ただの紙切れがお金に変わるまでの歴史

 

 

そもそもお金が生まれる前、

人々はどのように生活をしていたのでしょう?

 

 

お金が生まれるより前の大昔、

ものを買ったり売ったりする行為は

全て物々交換によって行われていました。

 

 

しかし、物々交換というのは

売買の方法としては決して効率が良いとは言えませんでした。

 

 

なぜなら、物々交換が成立するためには、常にお互いに相手が欲しいものを

持っていないといけないからです。

 

 

たとえばある人が

 

「自分の釣竿とトマトを交換したい」と思っていたとしましょう。

 

 

 

 

この人と物々交換ができる人は、

 

「新鮮なトマトを持っていて、かつ釣竿を欲しがっている人」

 

です。

 

 

冷蔵庫なんてなかった時代、

取引相手が新鮮なトマトを持っていて さらに釣竿を欲しがっている確率なんてそうそう高くはないはずですよね。

 

 

このように、毎回の取引でお互いが必ずしも欲しい物を持っていたわけではないので、

取引そのものが成立する可能性がとても低かったのです。

 

 

そこで、物々交換の効率を

少しでも上げようと考えだされたのが、

『市場』でした。

 

 

 

 

市場は、

 

「たくさんの人がいろいろな物を持ち合えば、

欲しいものを持った人同士が出会う確率は上がるだろう」という考えのもとにでき上がったものです。

 

「結婚したい男女がたくさん集まれば、

運命の相手を見つけられるかもしれない!」

 

という期待をして開かれる街コンや結婚相談所と

同じような発想ですね。

 

 

 

実際、市場が開かれたことによって

物々交換が成立する確率は格段に上がりました。

 

取引を行いたい人を一つのところに集めたことで自分の欲しいモノを持っている人に出会いやすくなったのです。

 

 

しかし、いくらたくさんの人が集まっても、全ての人が欲しい物を交換できるわけでは ありませんでした。

 

 

 

 

たとえば、魚や肉などの腐りやすいものは

市場に持っていくことそのものが困難でした。

 

 

取引をしたい人が集まる『市場』を作っただけではまだまだ不十分だったのです。

 

 

そこで市場の次に考え出されたのが、

『だれもが欲しがる物を売買取引の時に使う』というものです。

 

だれもが欲しがるものとはつまり、

なかなか手に入らない貴重品の事です。

 

 

欲しいモノとモノを直接交換するのではなく

自分がいつも『だれもが欲しがる物』を持っていれば、

 

自分の欲しい物を持っている人を見つけた時点ですぐに交換することができるというわけです。

 

 

これが今のお金の原型となります。

 

 

 

 

日本の場合は『稲』

中国の場合は『珍しい貝』

 古代ローマの場合は『塩』など…

 

『だれもが欲しがる物』とは

普通では手に入りにくい貴重なものであり、それは国や地域によって変わってきました。

 

 

『だれもが欲しがる物』を物々交換に取り入れたことで、取引が成立する確率はさらに高まることになります。

 

 

 

しかし、

時代が進むにつれて技術が進歩したり環境が変わっていったりすると

『だれもが欲しがる物』

は少しずつ変化していきます。

 

 

そうした中、

最終的に人気が高かったのが、 金・銀・銅などの貴金属でした。

 

 

金・銀・銅は、

そこらへんには転がっている石ころと違ってそう簡単には手に入らない貴重品です。

 

 

 

 

さらに溶かして鋳型に流し込むことで

金貨・銀貨・銅貨に変えることができたため、持ち運びにとても便利だったのです。

 

 

こうした点から、

世界的に金・銀・銅が「お金」として使われるようになっていきました。

 

 

 

金・銀・銅がお金として使われるようになりさらに時代が進むと、より大規模な商取引が行われるようになりました。

 

 

大規模な取引が行われるようになると、当然扱うお金の量は多くなります。

 

 

そのため、大量の金や銀を取引のたびに運ぶのはとても重く不便になっていきました。

 

さらに、大量に金や銀を持って道を歩いていると、強盗に襲われる危険もあります。

 

そういった理由から、大規模な商取引を

金や銀だけで行うのには限界があったのです。

 

 

 

そこで人々は、金貨、銀貨を大量に持っているお金持ちのところに行って自分の持つお金を 預けるようになりました。

 

 

預けられたお金と引き換えに

お金持ちは『交換券』を発行します。

 

大量の金貨、銀貨を持ち運ぶ代わりに、いつでもお金に交換することができる

『交換券』を使うことで大きな取引が行われるようになっていったのです。

 

 

お金持ちには『信頼』があるため、

多くの人がお金を預けることができます。

 

 

お金持ちはお金をたくさん持っていて、交換券を持って行けばいつでも

お金に変えることができるので、

 

わざわざ重い金貨や銀貨を使って取引をする必要がなくなっていきました。

 

 

そういった背景から交換券そのものが価値を持つようになり、次第にそれ自体がお金になっていきました。

これが『紙幣』の始まりです。

 

 

 

 

お金が生まれるまでの歴史の流れは理解できましたか?

 

 

結局のところお金というのは欲しい物を得るための

『取引手段』として私たちのご先祖様が開発したもの

だったんですね。

 

 

 

こうして紙幣が取引手段として使われるようになると、人々の売買は飛躍的に効率が良くなりました。

 

そして、瞬く間に紙幣は市場に 大量に流通するようになります。

すると今度はそれを管理する人が必要になってきます。それが「両替商」です。

 

紙幣の管理者である両替商には主に2つの仕事がありました。

 

  

1つは『お金の売買を行う仕事』です。

 

『金貨1枚は銀貨何枚分で取引されるのか、 また銀貨1枚は銅貨何枚分の価値があるのか』

 

という風に

 

お金の価値がこれからどう変化するのかを

予測して売買をすることでお金を儲けたわけです。

 

 

そしてもう1つが、

『交換券を発行することで信用取引を仲介する仕事』です。

先ほど出てきたお金持ちがこの仕事を担当していました。

 

 

この両替商が時代を経て銀行に進化していき、

現代のような銀行業を行うようになっていくのです。

 

 

 

 

 

私たちの経済活動をコントロールする

日本銀行の「3つの仕事」とは?

 

 

先ほどの話の中で

「『交換券=紙幣』そのものがお金の役割を担うようになった」というお話をしましたが、このような紙幣は

兌換紙幣(だかんしへい)と呼ばれていました。

 

 

『兌換』とは『取り替える』という意味で、

紙幣をいつでも金(きん)に換えることができることを意味しており

 

昔の銀行は、自分の持っている金を元に 独自にこの兌換紙幣を発行していました。

 

つまり無数にある銀行それぞれが

お札を発行する権利を持っていたのです。

 

しかし、それぞれの銀行がお金を発行する権利を

持つようになると、なかには悪いことを考える連中が現れはじめました。

 

 

一部の銀行が、

自分たちが持っている金の量以上の

お札を印刷してばらまくようになったのです。

 

当然ですが、その銀行は発行したお札以上の

金を持っていないわけですから、時間が経つにつれて お札と金を交換することができずに潰れてしまいます。

 

 

「いつでも好きな時に金と交換できる」

 

という、銀行の持つ信用が崩れてしまったのです。

 

 

1つの銀行が潰れると、

 

「他の銀行も危ないのではないか」

 

と人々が思い始めるのは当然のことです。

 

 

そのため紙幣と金の交換を銀行に求める人が殺到し、金融不安が広がってしまったのです。

 

 

 

このような事態を受けて当時の政府は、各銀行が勝手にお札を刷ることを禁止し

お札を発行できる銀行を1つだけにしました。

 

 

その銀行こそが、日本銀行なのです。

 

お札を発行できる唯一の銀行を中央銀行と呼ぶのですが、

中央銀行である日本銀行には、大きく分けて3つの仕事があります。

 

 

 

 

日本銀行の仕事その①:銀行のための銀行

 

各銀行は日銀に預金口座を持っています。

 

たとえば A 銀行から B 銀行へお金を振り込むとき、

それぞれの銀行員が直接お金のやり取りをするのではなくその取引は日銀に開いている口座間で行われます。

これなら決済も一瞬で終わり、トラブルもありません。それぞれの銀行は、この日銀の預金口座を

うまく利用することでさまざまな決済を

実行しています。

 

 

 

日本銀行の仕事その②:政府の銀行

 

私たちは日銀に普通預金することはできませんが、その代わりにあるお金を納めることができます。

 

 

それは税金です。

 

税金というのは政府に納めるお金です。

政府に納めたお金が預けられる場所が日本銀行なのです。つまり、日銀は政府の銀行としての役割を

持っているということになるのです。

 

 

 

日本銀行の仕事その③:紙幣の発行

 

昔のお金は兌換紙幣であって、

「お札は金と交換してもらえる」というのが原則でした。

 

このように、金がお札の価値を保証する 仕組みのことを金本位制と言います。

 

 

 

大量の金を取引に使う代わりに

持ち運びや管理が簡単な紙幣を使うことで、世界の経済は大きく発展していきました。

 

 

しかし、この「金本位制」は、

第一次世界大戦後に経済が混乱する中世界中の銀行がやめてしまいました。

 

 

 

 

なぜなら金本位制では発行できるお札の量に

限りがあったからです。

 

 

金本位制ではその性質上、発行できるお札の量と、 日本銀行が持っている金の量が比例してしまいます。

 

そのため金本位制では、中央銀行が保管している

金の量の範囲内でしかお札を発行することができません。

 

結果として金融政策に制限がかかってしまい、

景気に柔軟に対応した政策ができなくなってしまうのです。

 

 

これでは経済の発展が制限されてしまいます。

 

 

そこで、金とお札の結びつきを無くして、

金の量に関係なくお金を発行できるようにする動きが世界中で起こりました。

 

こうして、金本位制は崩壊し、

お札は金と交換することはできない

「不換紙幣」に変わりました。

 

 

日本銀行のような中央銀行は、各国の情勢や景気に合わせて、この不換紙幣を発行する

『管理通貨制度』によってお札を発行するようになるのです。

 

 

 

 

借金するほどお金持ちになる?

知られざる「国と紙幣の関係」とは

 

 

金本位制の時代は、金がお札の価値を保証していましたが、金本位制が崩壊してからは、お札の価値を保証するものが なくなりました。

 

しかし、お札に全く価値が無くなったということではありません。

 

 

そもそも、お金とは

 

『取引したいものの価値が形を変えたもの』であるので、

「お札には価値があるんだ!」

 

とみんなが考えれば、

お札はその価値を保つことができます。

 

 

金本位制が崩壊した今でもお札が普通に使われていますから、お札に価値の保証を与える『何か』が金の代わりに

あるはずなのです。

 

 

では、金に代わってお札に信用を持たせるものは何に変わったのでしょうか?

 

それが、国債なのです。

 

 

国債』とはつまり、国の借金の事です。

 

 

中央銀行は、国の抱える借金の量から 発行する紙幣の量を決めているのです。

 

 

国の借金の量が発行するお札の量を決めるというのは不思議に思うかもしれませんね。

 

ただ、現代において、

金に代わる「価値ある物」というのは

国債であるということを覚えておいてください。