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銀行とローンと金利について|知らないと破産するお金の話

「私たちのお金がこっそり使われている?」

銀行がボロ儲けしているカラクリとは

 

 

前回のお金の記事が好評だったので

今回もフリーランスは知っておくべきお金の話をします。

 

今日のテーマは銀行とローンと金利です。

 

借金を匂わせるこれらの話を

嫌う人は多いですが、フリーランスとして生きていくならば

銀行での融資やローンは避けては通れない道。

 

しっかりと前もって知識をつけておいてください。

 

銀行の主な仕事を一言で言うと、

『お金が余っているところ』から

『お金が足りていないところ』にお金を融通すること

 です。

 

 

余っているお金というのは、

実は私たちが銀行に預けている預金のことで、

銀行はそのお金を必要としている人に貸しているのです。

 

 

では、このように『お金を融通する』仕事をしている銀行はどうやってそこから利益を出しているのでしょうか?

 

それは金利の差』です。

 

 

銀行は私たちから預かったお金を

他の人や企業に対して貸し出します。

 

 

しかし、お金を貸した人が夜逃げをしたり、

 

 

お金を貸した企業が倒産してしまう可能性はゼロではありません。

 

 

つまり、銀行は

『貸したお金が返ってこないリスク』をとってお金を貸すわけです。

 

ただリスクを取るだけでは意味がありませんから リスクの見返りとして銀行はお金を貸した相手から金利を受け取るのです。

 

 

しかし、貸したお金はもともと預金をした私たちのものです。

 

当然ですが銀行は、同じようにリスクをとって

預金した私たちに対して金利を払わなければいけません。

 

 

つまり、銀行は、

『貸した人から取る金利』と

『預けてくれた人に払う金利』の差額

 

から利益を上げることで儲けるのです。

 

 

 

 

金利を制する者は経済を制する!

豊かな生活を送るために知っておくべき『金利のこと』

 

 

金利についてもう少し詳しく説明します。

 

金利は、私たちの生活の豊かさを 大きく左右する重要な要因なので、

ここでしっかり確認しておきましょう。

 

 

まずは金利というものの考え方について解説していきます。

 

 

金利を2つの場合分けて考えます。

それは、『金利をもらう場合』金利を払う場合』です。それぞれのイメージを簡単に説明します。

 

まずは、『金利をもらう場合』です。

この場合の金利『ガマンしただけたくさんもらえる』とイメージすると分かりやすいです。

 

 

例えば銀行に10万円預けているとします。

 

 

ここで、今すぐ10万円使ってしまったら金利はもらえません。

 

 

しかし、今すぐ10万円を使いたいというのを 来年まで『ガマン』して銀行に預金し続けたら、あなたは1年分のガマンの対価として

金利をもらうことができます。

 

 

銀行としても、お客さんが預金をしてくれたからこそ、そのお金を使って他の人にお金を貸すことができるのでそのお礼をする必要があるのです。

 

 

では、『金利を払う場合』はどうでしょう?

 

これは一言で表せばお金の『レンタル利用料』を払うというイメージです。

 

 

先ほど銀行の話をした時に、

お金を貸すことはリスクをとることだというお話をしました。

 

これは、物を貸す時も同じですね。

 

 

レンタルビデオ店を考えてみると分かりやすいでしょう。

 

 

 

 

お店は、ビデオを返してもらえない、

あるいは壊されてしまうかもしれないといったリスクをとってお客様にビデオを貸します。

 

そのリスクの分だけ「レンタル利用料」としてお金を受け取ります。

 

私たちが銀行でお金を借りるときも同じです。銀行はお金を貸すというリスクをとって

私たちにお金を貸します。

 

私たちは、そのリスクをとってもらった分だけ、金利としてお金を銀行に払うのです。

 

 

そして金利その時の景気と連動して変わってきます。

 

 

先ほど、『金利はガマンした対価である』という説明をしました。

 

 

好景気の時は、給料がたくさんもらえたり、企業が新製品をどんどん売り出すので、

みんなお金をたくさん使いたい気持ちになります。

 

 

すると、

「〇〇が欲しいから銀行からお金をおろさなきゃ!」という風に

多くの人がお金を引き出そうとします。

 

 

ですが銀行は私たちの預けている

お金を貸し付けることで利益を得ていますから、預金を引き出されてしまうと貸し付けの金利で 儲けることができなくなります。

 

 

そこで『銀行に預けていた方がお得』と思わせるために、金利を高く設定します。

つまり、好景気になると金利が高くなるのです。

 

 

 

そして不況の時はこの逆のことが起こり、

金利が低くなります。

 

 

このように、金利は景気と連動するため、金利を理解することは経済を理解する上で非常に重要なのです。

 

 

ぜひ今の経済の流れを知りたいときは金利の動きに注目してみてください。

 

 

 

 

それだけでも世の中の経済の動きが

スッキリと見えるようになるはずです。

 

 

賢く使って人生を豊かにする

『ローンの仕組み』とは

 

 

これから、銀行を利用する

お客さんの視点から銀行の業務を解説していきます。

 

 

まずはローンについてです。

ローンで有名なのは住宅ローンです。 住宅ローンは金額が大きいだけあって、

利用者が返済しきれないリスクがあります。

 

そうなると、

銀行も貸したお金を回収できないで困るので、ローンを組むときは慎重になります。

 

 

では、どうすればローンでお金を借りることができるのでしょうか?

 

 

銀行の気持ちになってみましょう。

 

 

先ほど、お金を貸すということは、 リスクをとることだと説明しました。

 

銀行もビジネスでお金を貸しているわけですから、

 

 

当然、貸したお金は利子をプラスして回収したいわけです。

 

 

そうしないと銀行が潰れてしまいますから、当然のことです。

 

 

では、どのような相手に

銀行はお金を貸すと思いますか?

 

 

それは、

『貸したお金をきちんと返してくれる人』です。

 

当たり前ですね(笑)

 

 

もう少し具体的な例で考えてみましょう。

 

 

たとえばあなたが道を歩いて、

もし知らないおじさんからいきなり

 

「頼む!金を貸してくれ!今からパチンコで倍にして返すから!」と言われたとしたら……お金を貸しますか?

 

 

間違いなく貸しませんよね。

 

 

そもそも知らないおじさんに

なぜお金を貸さなければいけないのか分かりませんし、

 

貸したお金はたぶんパチンコで消えるので二度と返ってくることはないでしょう。

 

 

よほどのお人好しでない限り

お金を貸ことはまずないはずです。

 

 

では、もし仲の良い友達と食事に行った時、たまたま友達が財布を忘れて、

 

「ごめん、財布忘れたから500円貸して!」と言われたら……お金を貸しますか?

おそらく、

あなたがお金に困っていない限りは貸してあげるでしょう。

 

なぜなら、

 

・友達なら後でちゃんと返してくれるだろうという信頼感

・500円なら返ってくるだろうという安心感があるからです。

 

 

 

 

 

つまり、何が言いたいかというと、お金を借りる時に重要なのは、

 

『この人なら貸したお金をちゃんと返してくれるだろう』という『信用』なのです。

 

では、その信用というのは

どのようにして作られるのでしょうか?

 

 

その基準は、その時によって様々です。 例えば、大企業に努めている人であれば、

「この人は毎月安定した給料をもらっているから、毎月ローンを返済してくれるだろう」

 

という信用を得られるかもしれません。

 

 

あるいは、『担保』といって、もしお金を返せなかった時に

変わりに銀行にあげるものを用意することで信頼を得る方法もあります。

 

 

例えば、自分の家を担保にしてお金を借りるとします。

 

 

 

 

 

銀行側からすれば、

 

「この人はローンを組んだらお金をちゃんと返せるかは分からないが、最悪この家だけはもらえるから、貸しても損はしないだろう」

 

と考えます。

 

 

つまり、自分の持ち物を担保にして信用を得るのです。

 

 

このように、ローンの契約をする時のポイントは

『信用』であることを覚えておいてください。

 

 

 

 

手数料の考え方が180度変わる!

銀行の『賢い手数料の使い方』とは?

 

 

 

ローンの次は少し視点を変えて、

手数料についてお話したいと思います。

 

 

銀行が手数料を設定する目的は、 手数料で儲けることもありますが、

主な目的は『コストカット』をするためです。

 

 

例えば、振込の手続きを窓口だけでやったらとしたらどうでしょうか?

 

毎日たくさんのお客さんが来るため、

窓口で対応する人をたくさん雇わなければいけなくなります。

 

すると多額の人件費がかかってしまうため銀行側からしたら無駄が多いのです。

 

 

そこで、少しでも窓口で対応する人を減らせるように

ATM のような機械を設置して人件費を減らします。

 

 

 

 

 

しかし、もし ATM を設置しても、お客さんがそれを使わないで

窓口で手続きしてしまったら、

 

結局多くの人を雇わなければいけなくなりコストがかさんでしまいます。

 

 

そのため、多くのお客さんに窓口よりも

ATM を利用したいと思わせる必要があります。

 

 

そこで、手数料が役に立つのです。

 

 

もし、ATM の手数料は無料で、

窓口だと手数料がかかるようにしたら、

お客さんは ATM の方が安く利用できるので、

自然と ATM を多く利用するようになるでしょう。

 

 

すると、窓口で対応する担当者の人数を減らしても業務を進めることができるようになります。

 

その結果、雇う人が減るので、

人件費というコストを減らすことができるのです。

 

このように手数料をうまく利用することで、

人件費のようなコストをカットすることができるのです。